マヤ暦を学び始めた頃、自分のKINナンバーや紋章の特徴を知ることが、とても楽しく感じられました。
「だから私は、こういう考え方をするんだ」
「この特徴、すごく当たっている!」
自分のことが少しずつわかっていくようで、もっと知りたいと思い、どんどん学びを深めていきました。
マヤ暦では、生年月日からKINナンバーを導き、2つの紋章や銀河の音などから、その人が持つ特徴や役割、方向性を見ていきます。
最初は、それらを知ることで、
「私はこういう人なんだ」
という答えが見つかるような気がしていました。
でも、本気で学び続けるうちに、少し違う見方をするようになりました。
KINナンバーだけでは、その人を語れない
マヤ暦は、KINナンバーだけを見るものではありません。
2つの紋章や銀河の音だけでなく、人との関係性、KINナンバーに紐づく易経、その年に巡っているエネルギーなど、さまざまな角度から見ていきます。
学びが深くなるほど、
「この要素も関係しているんだ」
「この見方をすると、また違う一面が見えるんだ」
という発見が増えていきました。
そして、あるとき思ったんです。
「結局みんな、いろんな要素を持ってるじゃん!」
ある角度から見ると行動的でも、別の角度から見ると慎重な一面がある。
普段は表に出ていない特徴が、人との関係や置かれた環境によって現れることもある。
その年の流れによって、これまで意識していなかった自分が出てくることもあります。
そう考えると、人は一つのKINナンバーや、一つの特徴だけでは説明できません。
学べば学ぶほど、私は「人はもっと複雑で、もっと自由なんだ」と感じるようになりました。
自分を知ることと、自分を決めることは違う
自分の特徴を知ることは、とてもおもしろいことです。
でも、特徴を知ったことで、
「私はこのタイプだから、これは苦手」
「この要素を持っていないから、向いていない」
と、自分の可能性まで狭めてしまうことがあります。
私も最初は、マヤ暦を知ることで、自分の向いていることや役割が明確になると思っていました。
けれど、いろいろな要素を重ねて見ていくと、人の中には実に多くの一面があることがわかります。
今は表に出ていないだけで、経験や環境によって育っていく力もあるかもしれません。
人との出会いをきっかけに、今まで知らなかった自分が現れることもあります。
だから、
「私にはできない」
「私はこういう人だから無理」
と、最初から決めなくてもいいのだと思うようになりました。
自分を知ることと、自分を一つの型に決めることは違います。
マヤ暦は、自分を小さな箱に入れるためのものではなく、自分を見る角度を増やすためのものなのだと、私は感じています。
「何者にもなれる」と思えた
正直なところ、深く学んだときには、
「結局、いろんな要素があるんかい!」
と思いました。
でも今は、そこがマヤ暦のおもしろさだと思っています。
もしKINナンバーだけで、その人の性格や可能性がすべて決まるのなら、とてもわかりやすいかもしれません。
けれど、人はそんなに単純ではありません。
環境や経験、人との関わり方によって、表に出る自分は変わります。
これまで使ってこなかった力を、これから育てることもできます。
そう考えると、
「私はこういう人」
という答えを一つに決める必要はありません。
今の自分に当てはまる特徴もあれば、これから表に出てくる可能性もある。
何者になるかは、最初からすべて決まっているのではなく、自分で選び、経験しながら広げていけるのだと思います。
マヤ暦は、人生を決めるものではない
以前の私は、マヤ暦を学べば学ぶほど、「本当の自分」という一つの答えに近づいていくのだと思っていました。
でも、深く学んだ先にあったのは、一つの答えではありませんでした。
見る角度が増えるほど、自分の中にあるさまざまな一面や、まだ表に出ていない可能性に気づくようになりました。
だから今、私はマヤ暦を特別なものとして重く捉えていません。
人生の答えを教えてくれるものでも、自分の限界を決めるものでもなく、
自分をいろいろな角度から見るための、一つのツール
として受け取っています。
「私はこういうタイプだから無理」
「これは向いていない」
そう決める前に、
「まだ試していないだけかもしれない」
「今は表に出ていない可能性もあるかもしれない」
と考えてみる。
そうすると、少しワクワクしませんか?
マヤ暦を本気で学んだからこそ、私は自分を一つに決めつけなくなりました。
そして、誰にでも、今の自分からはまだ見えていない可能性があるのだと思えるようになりました。
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