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家族や子ども、または周りの人に対して、
「どうしてこんなことも分からないんだろう」
「普通はこうするでしょう?」
「なんで私の言うことを聞いてくれないの?」
そんなふうに思ってしまうことはありませんか?
ドラえもんの中にも、
「人によって正しいと思うことは違う」
ということを考えさせられる場面があります。
自分の正しさを人に求めたり、押し付けることで争いになる。

これはとても大切で、気を付けるべきことだと思います。
自分にとっては当たり前でも、相手にとってはそうではない。
自分には自分の「正しさ」があり、
相手には相手の「正しさ」があります。
近い関係ほど、
「きっと分かってくれる」
「同じように考えるはず」
と思いやすいものです。
でも、家族や我が子であっても、
自分とは違う一人の人。
この当たり前のことを忘れてしまうと、人間関係は一気にしんどくなることがあります。
子どもは「自分の一部」ではない
私はこれまで、
「子どもが自分の思うようにしてくれない」
と悩んでいる方に出会うことが何度もありました。
親としては、
「この方がこの子のためになる」
「失敗してほしくない」
「もっとこうした方がいいのに」
と思うことがありますよね。
それは、子どものことを大切に思っているからこそ出てくる気持ちでもあると思います。
でも、子どもは親とは別の「個人」です。
親子だからといって、
同じ考え方をするわけでも、
同じものを大切にするわけでも、
同じ人生を選ぶわけでもありません。
自分にとっての「正解」が、
その子にとっての正解とは限らないんですよね。
人にはそれぞれ「正しさ」がある
私たちは誰でも、
自分なりの「正しさ」を持っています。
時間は守るべき。
約束はこうあるべき。
仕事はこうするもの。
親ならこうするべき。
子どもならこうするべき。
その考え自体が悪いわけではありません。
これまでの経験や価値観からつくられた、
自分にとって大切な基準です。
でも、その「自分の正しさ」を相手にもそのまま求めると、
「どうして分かってくれないの?」
「普通はこうするでしょう?」
「こっちの方が正しいのに」
という気持ちが生まれやすくなります。
そして相手もまた、
相手なりの経験や価値観からつくられた「正しさ」を持っています。
だから、ぶつかることがあるんですよね。
「人は人、自分は自分」でいい
私は、
「人は人、自分は自分」
という考え方が、冷たいものだとは思っていません。
むしろ、
お互いを一人の人として尊重するために必要な距離感だと思っています。
相手の考えと、自分の考えが違ったとき、
どちらかを正解にしなくてもいい。
「あなたはそう思うんですね。私はこう思います。」
それでいいんです。
相手の考えを受け入れることと、
自分の考えを捨てることは違います。
相手に合わせる必要もないし、
相手を自分に合わせる必要もない。
「違うね」
で終われることも、とても大切だと思います。
「尊重する」は、何でも我慢することではない
マヤ暦を学ぶ中で、
私がとても大切だと感じている考えのひとつが「尊重」です。
ただ、
「相手を尊重しましょう」
というと、
相手に合わせる。
我慢する。
何も言わない。
という意味に感じる方もいるかもしれません。
でも、私はそうではないと思っています。
相手も尊重する。
そして、自分の気持ちも尊重する。
嫌だったら、
「私は嫌だった」
と伝えていい。
難しいなら、
「それはできない」
と言っていい。
考えが違うなら、
「私はこう思う」
と伝えていい。
大切なのは、
自分の気持ちを伝えることと、相手に従わせることを分けること。
自分の思いは伝える。
でも、そのあと相手がどう考えるかは相手に任せる。
それが「尊重」に近いのかな、と私は思っています。
近い関係ほど、厳しくなりやすい
不思議なもので、
知らない人には言わないようなことを、
家族には簡単に言ってしまうことがあります。
「なんでそんなことするの?」
「何回言ったら分かるの?」
「普通こうするじゃろ?」
近いからこそ、
遠慮がなくなる。
期待も大きくなる。
「私のことを分かってくれて当然」
と思ってしまうこともあります。
でも、
近い関係だからこそ、
相手も自分とは違う人なんだ
と忘れないようにしたいなと思います。
家族だから。
親子だから。
夫婦だから。
何も言わなくても分かる。
考え方も同じ。
そうとは限りません。
相手を変えようとすると、自分もしんどくなる
「この人に変わってほしい」
と思っているときって、
自分自身もかなり疲れます。
なんで変わらないんだろう。
なんで分かってくれないんだろう。
なんで私ばっかり。
ずっと相手の行動が気になる。
でも、
相手の考え方や行動は、
最終的には相手のものです。
自分ができるのは、
自分の気持ちを伝えること。
必要なら距離を取ること。
自分がどうするかを決めること。
そこまで。
相手を変えることまで、自分の役割にしなくていい。
そう思えるだけでも、ずいぶんラクになると思います。
「違う」は、悪いことではない
考え方が違う。
価値観が違う。
時間の感覚が違う。
大切にしているものが違う。
人と関わっていれば、いろいろな違いがあります。
でも、
違う=合わない
違う=間違っている
とは限りません。
「そういう考え方もあるんだな」
と一度受け取ってみる。
納得できなくてもいい。
同じになる必要もない。
違うままで、尊重することはできます。
私は、それが人間関係を少しラクにしてくれる考え方だと思っています。
自分にも、もう少し寛容でいい
人に厳しくなっているときは、
自分にも厳しくなっていることがあります。
「ちゃんとしなきゃ」
「普通はこうするべき」
「もっと頑張らなきゃ」
そんな基準を自分にもたくさん持っていると、
その基準から外れる人が気になりやすくなることがあります。
だから、
人に寛容になろうとする前に、
自分にも少し寛容になってみる。
今日はできなかった。
まあ、そんな日もある。
考えが変わった。
それでもいい。
失敗した。
次どうするか考えよう。
自分に少し余白を持てるようになると、
人にも余白を持って接しやすくなるように感じます。
「人は人、自分は自分」
家族だから。
親子だから。
仲がいいから。
分かり合えて当然。
同じ考えで当然。
ではありません。
近い関係だからこそ、
「人は人、自分は自分」
という適度な距離感を持つ。
自分の思いは伝える。
でも、相手の考えも尊重する。
そして、
自分の気持ちも同じくらい尊重する。
どちらかが我慢するのではなく、
「あなたはそうなんだね。私はこうだよ」
と言える関係。
そんな関係が、私はいちばん心地いいなと思っています。
マヤ暦を学んでから、
私は「違う」ということを、以前ほど怖がらなくなりました。
違っていてもいい。
同じにならなくてもいい。
その人にはその人の生き方があり、
私には私の生き方がある。
そう思えるようになると、
人との関係だけではなく、
自分自身も少しラクになれるのではないでしょうか。
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